コンサルタント・アイ105号

『言 霊』
月初の台風12号に続き、先日の台風15号は関東地方から被災地東北を縦断し、おおきな被害をもたらしました。首都圏でも3.11の震災時に続き鉄道を始め多くの交通網がマヒし、立ち往生なさった方も多いのではないかと思います。私も台風がとおりすぎるまで雨宿りをし、鉄道の復旧が終わるまで足止めとなりました。こんな状況にまたか!と、口を衝いて出る言葉は愚痴ばかり。駅でも不安や、愚痴や、運転再開に関するいらだちの言葉などが飛び交いあまりいい雰囲気ではありませんでした。この雰囲気を作っているのは悲観的な感情を表した“言葉”達です。そんな“言葉”について今回のコンサルタントアイではお話したいと思います。ご興味のある方は、お付き合いください。
“言葉”と言っても、私は正しい日本語を使っているとは到底思えず、ましてやきれいな日本語、美しい日本語とは無縁の言葉づかいですので、その辺の事は別のどなたかに譲るとして、突然ですが皆様“言霊”ってご存知ですか?
この“言霊”を調べると
一般的には日本において言葉に宿ると信じられた霊的な力のこと(言った言葉通りの事が起きる。良い言葉からは良いことが、悪い言葉からは悪いことが起こる)言魂とも書く。
古代日本では、発した言葉どおりの結果を現す力があるとされた。
また、古代の邪馬台国の卑弥呼は、この“言霊”を操ることができたと言い、万葉集では日本の事を“ことだまのさきわう国(言霊の幸ふ国)”と柿本人麻呂や山上憶良等が読んでいます。と、こんな事が書いてありました。
言われてみれば、先日の足止めの時の駅の雰囲気などは、そのような感じでした。
そのような感じなどと曖昧な表現になってしまいましたが、されど、単なる言葉とは思う無かれ、“言霊”ではなく、名言・格言・座右の銘と置き換えてみてはどうでしょう。過去から現代に至るまで、人類は多くの“名言”と言われる言葉をのこしてきました。それら名言と言われる言葉に、現代を生きる我々だけでなく、過去の人達も影響され行動を起こし歴史を作ってきました。また、現在も多くの経営者が座右の銘を持ち、ビジネスに活かし書籍などで出版されているほどです。
私が言いたいのは、卑弥呼はもちろん、万葉の昔のようなことでは無く、言葉とは確実に人の心を動かし得る物であり、行動に移させる力を持っているという事です。多くの経営者が持つ座右の銘などは、単なる共感ではなく、何かその言葉に心動かされるものを感じたからであると思うのです。
現代社会の中では、皆様もご存知の通り情報が氾濫しておりますが、皆様は、どのような言葉をよく聞きますか?明るい言葉ですか?楽しくなる言葉ですか?それとも暗い言葉ですか?
どうせ聞くなら明るい言葉や楽しい言葉・嬉しくなる言葉が聞きたくないですか?
先に触れた様に、言葉は少なからず他人の心を動かし得る物です。
そうであるなら、前向きで、周りの人が聞きたくなる楽しい言葉や、明るい言葉、周囲に対する感謝の言葉を多く使いたいと感じました。
今回のコンサルタントアイを読んで、皆様も試してみようと感じていただければ幸いです。
皆様の言葉が、周りを勇気付け、言霊の国から世界中が希望であふれる未来をつくって行く事を信じております。
最後に、
“ことだまのさきわう国”とは、“言葉によって幸せが訪れる国”という意味なのだそうです。
最後までお読みいただきまして感謝いたします。ありがとうございました。(長谷部 知行)









