最新マーケティングの実践方法をざっくり解説

この2-3年、マーケティング業界で大いにもてはやされている最新の手法をご存知でしょうか。その中身を一言で表現すると、「インターネットで情報を発信して顧客を増やそう」。この言葉を聞いて、拍子抜けしたかもしれません。確かに、このような発想はインターネット草創期からあるシンプルなものです。しかし、Webという広い世界で未知の顧客へリーチすることができ、リピーターへと育てることのできる強力な手法です。そして、ブログやFacebookなどの登場により、個人で情報発信できるメディアを持てるようになったことで改めて注目され、「コンテンツマーケティング」という新たな手法として確立されました。今回は「コンテンツマーケティングを試してみたい」という人向けに、その基本をご紹介します。

読者を自社サイトに誘導し、購買へつなげるのが基本設計

用意するものは次の2点です。

1.自社のWebサイト

2.ブログやFacebookなど、メディアの役割を果たすサービス

コンテンツマーケティングをはじめるにあたって、絶対に必要なのは上の2点だけです。ブログなどをコンテンツ豊富なメディア化させて読者を自社サイトに誘導し、購買へつなげるというのが基本設計です。必ずお互いのサイトへリンクを貼るようにしてください。

 

運営の基本は以下になります。

1.短期での効果は期待しない

・宣伝ではなくファンを獲得するための施策と考える

2.メディアを運営しているという自覚を持つ

・ペルソナやカスタマージャーニーを設定する(想定読者と、その気持ちを想像する)

・更新頻度は一定に保ち、記事の本数を充実させる

3.SEO対策やアクセス解析は慣れてきてからでも大丈夫

コンテンツマーケティングは強力ですが、万能ではありません。

短期での成果を求めるなら、既存メディアに宣伝を打つほうが費用対効果に優れています。コンテンツマーケティングは、長い時間をかけて読者を自社のファンに育てる覚悟が必要です。「自社の都合を読者に押しつける」というのも、良くない方針です。自社商品の宣伝や自社イベントの報告だらけの記事を掲載しても、通りすがりの読者が興味を持つことはありません。まず、読者の求めている情報を提供することが顧客化への近道と考えてください。

 

開設したブログは「公のメディア」として運営することが重要です。間違っても経営者の絵日記にしてはいけません。想定読者(ペルソナ)と読者の気持ち・行動(インサイト・カスタマージャーニー)を考えた記事を掲載しましょう。自社商品のユーザー層から逆算して読者を想定するといいでしょう。また、「メディア」ですから、新聞や週刊誌のように一定期間に一定の本数を常に更新し続ける必要もあります。

 

さらに運営に慣れてきたら、SEO対策やアクセス解析にとりかかりましょう。「SEO」とはGoogleなどの検索エンジンで上位に表示されるようにWebサイトのつくり方を工夫すること。「アクセス解析」は、メディアに訪問した読者がどのようなルートをたどって訪問したか(検索かFacebookからなど)、どの記事がどれくらい読まれているかなどを分析することです。解析にはGoogleアナリティクスを利用します。アクセス解析をすることで、どんな読者がどんな記事を求めているのかわかるようになり、記事掲載の大きな指針になります。この段階まで、できる限り早く到達することが成功のカギです。

 

大まかにコンテンツマーケティングの基本を説明しました。新たなマーケティング手法であっても、大事なのは顧客目線だという原則は変わりません。技術的な側面については皆さんに研究していただく必要はありますが、この記事を参考にマーケティング手法の幅を広げてみてください。

マーケティング | 更新日:2016.12.15