新たな採用マーケットが広がっている? 増加中の“未就職者”を狙え!

近年、大学を卒業したあとに就職も進学もしない未就職者が増えているとのこと。文部科学省の学校基本調査によると未就職者は4万8866人おり、卒業者のうち8.7%を占めました。

未就職者の増減は景気に左右される傾向が多く、景気動向によっては今後も増加する可能性があります。

では、企業側は本当に人手が足りているのでしょうか? 実はそういうわけでもないのです。

企業規模が「採用活動のやりやすさ」に影響を与えている!?

リクルートワークス研究所が発表した2018年3月卒の求人倍率を見てみると、企業規模が採用活動に影響を与えていることがわかります。

従業員が300人未満の企業では求人倍率が6.45倍に対し、従業員規模5000人以上の企業は0.39倍。求人倍率の差は6.06ポイントもあります。

業種別に見てみると、職場環境が整っていないといわれている建設業の求人倍率が9.41倍でした。前年度と比べ、3.16ポイントと大きく上昇しています。

景気がやや上向きになったことで全体的な求人数は増加してはいるものの、企業規模が小さいと採用がやりづらい環境になっています。


「安心感」を企業イメージとして掲げ、積極的に配信!

「採用活動のやりやすさ」の格差をなくし、優秀な若手の採用を増やすためには、企業イメージの向上が最も重要でしょう。

産業能率大学が実施した「2016年新入社員の会社生活調査」によると、新入社員が働く上で最も重視していることは「長期間、安心して仕事ができること」(57.8%)でした。新入社員の多くは「安心して長く働きたい」と思っているのです。

他企業よりも多くの収入を支払うことで安心感を与えられるケースもありますが、売上規模によってはこの手法が使えない企業もあるでしょう。従業員の収入を増やすことが難しいのであれば、休日を増やしたり、残業を減らしたりといった働きやすい職場にすることが大切です。

ただ制度をいくら変えても、アピールをしなければ新卒者には伝わりません。積極的に情報発信することで、若い世代の人材不足を解消するきっかけになるでしょう。

人的資源 | 更新日:2017.07.14