高齢化が進むと、需要が高まるのは?“不足”が予測される市場がポイント

2030年には、人口の3割が65歳以上の高齢者になる日本。本格的に高齢化社会を迎えるにあたり、新たなマーケットの開発を行っていく必要があります。

それでは、どのようにマーケットを開拓していけば、高齢者のニーズに応え、市場を拡大していくことができるのか探っていきましょう。

シニア層は分割して、マーケティングする

一口に“高齢者”といっても、健康的な人もいれば、介護が必要な人もいます。高齢者と一括りにしてしまっては、ニーズに合わせた商品開発が難しくなってしまいます。そのため、いくつかの層に分け、分析する必要があるのです。

65歳~74歳までの“前期高齢者”と呼ばれるグループは、比較的健康な人が多いと言われており、他の世代と消費内容が重なる傾向があります。

たとえば、ダイエットや美容を意識する若い女性は、食事の際、脂質や糖質を抑え、野菜を多く摂ることを好みますが、これは健康的な高齢者にも共通することです。
すでに、若い女性向けに商品開発を行っているのであれば、その商品を高齢者向けに売り出すには、どうすればいいかを考えましょう。また、旅行のカテゴリーでも、前期高齢者と富裕層には重なるところがあるはずです。

70歳~80歳では、“不安”や“不便”を解消するための商品に対してニーズが高くなります。健康な人でも年齢を重ねると体力が衰え、生活が不便になるため、不便を解消する商品の開発が求められるのです。ただし、最も市場規模が大きいため、同業他社による競争が激しいマーケットでもあります。
 

高齢者が増えるにつれて不足していくマーケットに着目する

80歳を超えると介護サービスを活用する人が増えてきます。この層の悩みは“不足”です。介護施設や介護に携わる人材の不足は、すでに問題となっていますが、さらに、火葬場の不足により、火葬まで数か月待ちという事態の発生も予測されています。

今後は、こうした介護や行政のサービスの不十分さを補う商品や民間のサービスに注目が集まってくるでしょう。たとえば、火葬の順番まで遺体を安置する“ご遺体ホテル”など、今までにないサービスが広がっていくはずです。“不足”がキーワードのマーケットは、同業他社が参入しにくい部分だからこそ、狙い目ではないでしょうか。

マーケティング | 更新日:2017.12.15