中途採用した医療スタッフの定着率を伸ばすには?

医療従事者の人材不足を補うために、即戦力となる実務経験者を中途採用することは、とても重要なことです。しかし、中途採用の医療スタッフが職場に慣れず、離職してしまうケースも多いといわれています。

では、離職を防ぎ、定着率をアップさせるためには、どのような対策が必要なのでしょうか?

まずは職場に慣れてもらうことから始める

せっかく採用したスタッフがすぐに辞めてしまう医療現場には、共通した問題があります。それは、採用する側の“過度な期待”です。
「中途採用は即戦力だから、すぐに仕事をこなしてもらえるだろう」と勝手にイメージしてしまい、職場に馴染んでもらうという段階を踏むことなく、次々と業務を任せてしまうのです。

いくら経験者であっても、新しい職場に慣れるまでは戸惑いや不安があります。
また、新しい薬剤や医療機器など医療現場は常に変化しているので、前職と異なるルールに慣れる時間も必要でしょう。

即戦力としての過度な期待が中途採用したスタッフにプレッシャーを与え、それが悩みや不安となり、結果として離職を考える原因となってしまうのです。


中途採用スタッフのための支援プログラムを構築する

こうした問題を解消するには、スタッフ同士のコミュニケーションを図る支援プログラムの導入が必要です。そして、職場のスタッフ全員に“新しい仲間を迎える”ということを意識させ、中途採用者がなじみやすい雰囲気をつくることが大切です。

新しい仲間を積極的に受け入れる体制が整っていなければ、スタッフの定着を図ることは難しいでしょう。仮に看護師を迎えるのならば、看護師長や看護部長を中心に中途採用スタッフの重要性を伝える必要があります。

また、相談に乗ったり、仕事のサポートをする“メンター制度”を整備することで、気になることや悩みを気軽に相談できる機会を設けることも重要です。
困ったときに相談できる相手がいつも身近にいることで、離職という決断を下す前に、悩みを解消できるのです。

こうした支援プログラムを導入することによって、中途採用のスタッフに“この職場ならやっていけそうだ”と感じてもらい、離職を考えるきっかけを減らしていきましょう。
 

医療・福祉 | 更新日:2017.12.15