若者は“コト消費”に夢中! 人と共有できる感動体験が消費を促す

政府は、働き方改革や消費活性化の一環として、2017年2月より『プレミアムフライデー』の推進を図っています。

近年、消費離れが取りざたされている若者も、友人との食事や旅行、ライブ鑑賞などの“コト消費”においては、お金を費やすようです。

SNSのヘビーユーザーは新鮮な体験を求めている

近年、若者の消費傾向は“モノ消費”ではなく、心を揺さぶられる感動的な体験や、人とのコミュニケーションにお金を使う“コト消費”へ推移しているようです。その代表格がハロウィンで、日本記念日協会によると、2017年のハロウィン市場規模は1305億円に上りました。

“インスタ映え”という言葉が流行したように、コト消費にお金を費やす若者は、InstagramやTwitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を通じ、自身の体験や感動を“人と共有したい”と考えています。

マーケティング企業のネオマーケティングが調査した『若者の消費トレンドに関する調査』によると、“自分の好きなことや良い経験になる体験をしてみたい”と考えるSNSのヘビーユーザーは、75.8%になることが判明しました。常に新しい体験や経験を求め、SNSで共有したいと考えるマーケット層に対し、どのようなサービスを提供していけば、売上を伸ばしていけるのでしょうか?


若者の“コト消費”ニーズが高まる!
 
消費者庁が実施した『2016年度 消費者意識基本調査』によると、“ライブや映画鑑賞、スポーツ観戦にお金をかけている”と回答した人は、30代以上の年齢層に比べ、15~24歳までの若者世代の割合が高い結果となりました。また、“交際(飲食を含む)にお金をかけている”と答えた人は、20代で45.2%となり、全体の29.0%を大きく上回りました。

モノが溢れている時代に生まれ育った10~20代の若者世代は、興味・関心がないものは人とシェアしたり、最小限度の購入に抑える傾向があります。一方で、映画鑑賞やスポーツ観戦、旅行など、自分が好きなことや感動できる体験にはお金をかけているようです。

『プレミアムフライデー』は、買物や観光、大切な人との外食など、個人が楽しさや幸せを感じられる体験をし、その時間の創出を促すことで、生活スタイルやデフレ傾向の変革につなげる取り組みです。この個人消費喚起キャンペーンが広まっていけば、より一層、感動的な体験や、印象に残るサービス・商品の需要が高まってくるでしょう。

感動体験を求め、SNSで発信したいと思う、若者世代の嗜好性を考慮していくことが、増客・増収のカギとなってくるのではないでしょうか?
 

マーケティング | 更新日:2018.01.15