経審の点数アップは財務の強化から
公共事業の入札に参加しようとする建設業者は、経営事項審査を受けなければなりません。「経審(けいしん)」の略称で言われることが多い経営事項審査では、経営規模、経営状況、技術力等について、全国一律の基準で審査、点数化され、審査結果=評点は、公共事業の発注者が業者を選ぶ際の重要な資料として利用されています。では、経審の点数、特に経営状況分析結果であるY点をアップさせるためにはどうすればよいのでしょう?
キーワードは安定性、流動性、健全性、収益性
Y点は収益性、流動性、安定性、健全性の点数それぞれに係数をかけ合わせて算出されます。登録経営状況分析機関である財団法人建設業情報管理センター等に依頼し「経営状況分析結果通知書」を作成してもらい、その通知書を添付して国や都道府県に総合評点を決定してもらうことになります。
Y点を上げるには、主に以下のような方法が考えられます。
1. 借入金や手形割引高などの有利子負債を少なくする(安定性アップ)
2. 支払利息を少なくし、受取利息配当金を多くする(安定性アップ)
3. 受取手形や完成工事未収入金などの営業債権を少なくする(流動性アップ)
4. 未工事支出金を少なくする(流動性アップ)
5. 未完成工事受入金を多くする(流動性アップ)
6. 固定資産を少なくする(健全性アップ)
7. 総資本を少なくする(収益性アップ、安定性アップ)
8. 自己資本を多くする(安定性アップ、健全性アップ)
以上の点に留意しつつ、財務体質の強化にあたりましょう。しかし、財務体質の強化は一朝一夕で改善できません。御社にとって無理のない、できることから着手していきましょう。









