部下への一言のなかには使い分けが難しいものもある。同じ言葉でもプラスにもマイナスにもなるケースとは?
部下にかける言葉のなかで、明らかなOKワードとNGワードがあります。OKワードとしては「失敗してもカバーするから思い切ってやれ」「今、君がやっている仕事はこんな価値を生み出している」など。NGワードとしては「A君と比べて、お前はダメだな」「君は言われたことだけをやっていればいい」などが挙げられます。しかし、なかには同じ言葉でもTPOや上司と部下の人間関係次第でプラスにもマイナスにもなるケースがあるのです。果たして、どんな言葉なのでしょう?
「頑張って」は相手を選ぶ
部下に対しての一言の代表格といってもいい「頑張って」「頑張れ」。この言葉は部下のキャラクターや置かれている状況を勘案してから使ったほうがいいでしょう。
やる気に満ちたエネルギッシュな相手に対して「頑張って」というのは問題ありません。気持ちが高まり、さらにいい仕事をしてくれる可能性があります。
一方、プレッシャーに弱いタイプの部下に対しては、「頑張れ」の一言がプレッシャーに拍車をかけてしまいます。あるいは、スケジュールがタイトで気力と体力が限界に達しているときの「頑張れ」は、相手が「まだ頑張り足りないのか?」と感じてしまい、逆にやる気が落ちてしまいます。
「前にやったことがあるだろう」は場合によってはOKワードに
「前にやったことがあるだろう」は一見NGワードのように感じられますが、使う状況次第で、プラスにもマイナスにもなります。
当然、部下が失敗したときにこの言葉を使うと、相手のモチベーションは急降下。嫌味に聞こえるだけです。
しかし、この一言はときとしてプラスに転じることもあります。以前と同じ仕事を任せるときにこの言葉をかけると「前の仕事を覚えていてくれた」=「自分のことを気にかけてくれていた」と思い、やる気が出る可能性があるからです。
同じ言葉を掛けても、AさんにはOKでBさんにはNG、調子がいいときにはOKで失敗したときにはNGというように、効果が違うケースがあります。褒めるときもしかるときも、経営者や上司は常に言葉を選んで、部下のやる気を引き出す言葉をかけましょう。









