春は新人への教育・訓練を重ねて「無知」「未経験」「不慣れ」のエラーをなくそう

春は新入社員を迎える季節。建設業も例外ではありません。新人にまず教えるべきことは、労働災害に遭わないための教育・訓練ではないでしょうか。

新人は「無知」「未経験」「不慣れ」によるエラーを起こし、事故に遭う危険性が高いからです。

現場に潜む危険を教育・訓練で伝える

新人は、建設現場とその業務内容について、当然ながら「知らない(無知)」「経験していない(未経験)」「慣れていない(不慣れ)」状態です。それによって「塗装作業中、有機溶剤中毒にかかる」「屋根に上って作業をしていたところ、高圧電線に接触して感電する」というような事故が起きてしまうのです。

よって、新人を受け入れたら、まずは現場ではどのような危険が潜んでいて、どんなことに気をつけなければならないのかを教育・訓練しなければいけません。

 

危険感受性を向上させる教育が現代の新人に不可欠

現場経験のない新人に対して有効なのは、危険感受性を向上させる教育です。

危険感受性とは、そこにどのような危険があるのかということを感じ取る力を指します。日常的に危険な状況にさらされる機会が少なくなっている現代社会では、人々の危険感受性が鈍っている傾向にあると言われています。

 

危険感受性を向上させるには、危険の疑似体験教育が効果的です。

危険の疑似体験教育の例として「5メートル墜落衝撃体感」を挙げます。作業員全員で安全ネットを持ち、高さ5メートルの場所から人間の重さに相当する土のうをネットに落とし、参加者全員で墜落の衝撃を体感してもらうのです。

また、「無知」「未経験」「不慣れ」のエラーによる事故をなくすには、「誰が未経験の新人なのか」を現場で働く人全員に周知させることも大切です。誰が新人でどこに配置されているのかを全員が把握できていれば、現場全体で新人を見守る体制が整います。

 

労働災害は現場に不慣れな段階で多発する傾向にあります。現場全体で教育訓練やOJT等を通じて、エラーと災害の撲滅に努めましょう。

建設業 | 更新日:2017.04.14