震災で浮き彫りになった「停電リスク」に備えよう

東日本大震災で浮き彫りになった「停電リスク」。特に医療機関の停電は致命的です。診察や施術中に停電になると、ただでさえ心身を心配して来院している患者さんの不安は増大します。そのときに必要最小限の照明や電気機器が使えることで、患者さんの不安をやわらげた状態で診察や施術を行えます。震災直後の今だからこそ、停電時の備えを万全にしましょう。

定期的な訓練で多くの人々を救える

消防法の関係で、大病院は自家発電装置の設置義務があります。しかし、小規模の医院、クリニック、診療所の場合は、自家発電設備等電気設備の設置義務がないため、多くは設置されていないかと思います。
また、3月に一部地域で実施された計画停電ですが、今後、電力使用量が増加する夏に向けて本格的に行われる可能性があります。医療機関の場合、先立つものは電源です。そこでまず、簡単に設置できる非常用電源の確保をおすすめします。
医薬品や食料品、防災グッズ等の定期的なチェックも欠かせません。医療機関は災害が起きたとき、前線基地となって人々を助ける重要な役割を担うだけに、物資のショートは避けたいものです。
一方、物資を備えるだけでは不十分。実際に災害が起きたときに、用意したものを活用できないと意味がありません。システムダウン時の対応マニュアルを利用し、定期的に訓練等を行い、対応能力の向上に努めましょう。
現在は近いうちにいつ大災害が起きてもおかしくない状況です。こまめに訓練を行うことで、いざというときに用意した物資がうまく機能し、多くの人々を救うことができるでしょう。


 

医療・福祉 | 更新日:2011.04.15