増患のための診療時間延長に関する留意点

増患方法のひとつに診療時間の延長が挙げられます。しかし、ただ単に時間を延ばすだけでは効果が望めません。地域や心療科目によっては、診療時間を延長してもあまり意味がない場合があります。事前調査を必ず行い、医院に合った診療日と時間を勘案してから診療時間を設定しましょう。

特定時期だけの延長も効果的

診療時間延長の方法として、以下のケースが考えられます。
・朝の診療開始時間を早め、出勤・通学前の患者様のニーズに合わせる
慢性疾患で定期的な通院を要したり、出勤・通学前の急性疾患が多い内科で有効です。
・昼時の診療時間を延ばして、会社の昼休みに受診したい患者様のニーズに対応
医院がオフィス街のビルにある場合に効果的です。
・夜間の診療時間を延長し、通勤帰りの患者様のニーズをくむ
サラリーマンの患者様が多い医院や、両親の帰宅後に来院する小児科で特に効果があります。
ただし、診療時間の延長を実施しても、効果があらわれない場合もあります。医院の個性にマッチした対策を立てることが大切です。
例えば、インフルエンザ予防接種を希望する患者様は、風邪診察の患者様と一緒の待合室を敬遠します。この場合、単純に診療時間を延長するのではなく、それぞれの患者様の受付時間枠を分けるといった工夫を施すと効果的です。
また、特定の時期のみ診療時間の延長を行うことも有効です。内科ならば風邪が流行する冬、皮膚科ならば皮膚炎の患者様が増える夏といった繁忙期だけ、診療時間の延長を実施するという方法があります。

医業マーケティング | 更新日:2011.08.12