皆さんは患者さんにお礼のハガキを出したことはありますか?
もらった患者さんは非常に喜ぶことでしょう。なぜなら、品物を買っただけでお礼状をもらう機会はそうそうにないからです。
では、ハガキを出した後はどうするのか?それは「病気の治療に関する説明書」を書いてあげることなのです。
今回は診察中やその後の対応についてお話しします。診断結果の説明、症状の説明は、患者さんに伝わるように行われていますか?
医師側からみれば、軽微な症状に対する説明であっても、受け取る患者さんからみれば、詳しく説明して欲しいと考えていることもあります。些細なことでも丁寧に説明することで、不安解消に大きくつながるのです。
患者さんが広告宣伝や口コミで来院してくれた後、どのようにつなげていくのがよいでしょうか?
来院された時点では、「この病院でよかったのだろうか?」という迷いを持っていらっしゃることが多いといえます。
まずは、来院して受付をして待っている患者さんに対して最初に行なうことは「病院が生まれた経過」をお伝えすることです。
前回までで、おおむね患者さんの心理の問題をお話ししてきました。
日本で様々な物を販売する場合は、製品やサービスの特徴とともに、作り手の情報を伝え、お客様が安心・信頼できる情報を伝えていくことが、とても大切です。
今回からはあなたの医院・病院のことを支えてくれる「ファン」をどうつくっていくかという「仕組みづくり」のお話しになります。
今月は、新しいマーケティング理論を更に後押ししていくための考え方をお話しします。
ひとつには日本人が「農耕民族」であるということです。
欧米人はかつて「狩猟民族」として生活してきました。狩猟民族は獲物である動物を「狩」をしながら生活する形態です。隣の人と同じ事をやっていると獲物にありつけず、他の人とは別のところを探さなければなりません。このような生活形態が「個人主義」、「個人の権利」を発達させていきました。
前回はこれまでのマーケティング理論がどう使われてきたかをお話ししてきましたが、新しい医療マーケティングを展開していく上で、患者様がどのような心理なのかを理解しておくことは極めて大切です。
「心理=心」を理解することで、次の段階にスムーズにたどり着くことができます。
新しい「医療マーケティング」を構築していく上でも、これまでのマーケティング理論がどう使われてきたかを知ることは極めて大切です。
「医療マーケティング」は突然生まれたものではなく、既存の理論を時代の変化に適応させて創り上げてきたものだからです。
前回の「ファンを育てる」次に必要なことは「収益を作り出す」ことになります。
収益を作り出すためには「集客」→「成約」→「顧客」という流れを確実にするような手だてを取らなければなりません。通常のマーケティングでは各々の段階に至る課程で必ずロスが発生します。結果的に「顧客」を頂点とした「ピラミッド」構造になります。
しかし、医療の場合は集めたお客さま(新患の患者さま)は必ず(100%)、成約(受診)しますが、必ずしも定期通院してくれるとは限りません。
マーケティングとは医療の分野にあっても「お客さまを集める」行為となります。医療以外ではダイレクトメールやセールスレターなどを作成し、商品に興味があるお客に集まってもらうことを指します。また、市場を分析したり、販売ルートを確立したりする行為も含まれます。
これから提起していく「医療マーケティング」は、病院・医院で「患者様を集め顧客化する」ということ、簡単にいうと「新規の患者=新患」を集め「定期通院患者」としていくことを指します。さらにこの方たちに「ファン」となっていただき、病院・医院の「魅力」を伝えて頂く方に「育て上げる」ようにしていきます。
新しい年度を迎えました。今年は2年に1度の診療報酬改定と後期高齢者医療制度のスタートと、例年になく慌ただしい感があります。
医療機関にとって診療報酬改定への対応は経営上極めて重要な課題といえますが、これ以外に10年先を見越した対策を考えていらっしゃいますか?