なでしこジャパンW杯優勝から学ぶ目標共有の重要性
サッカーの女子W杯優勝で全国に感動を与えた、なでしこジャパン。勝因はいろいろ考えられますが、「世界一」という目標共有と強い組織力が大きく貢献したのではないでしょうか。これは企業経営にも当てはまります。なでしこジャパンは感動だけでなく、企業経営のあり方まで教えてくれているのです。
「世界一」というわかりやすい目標が優勝へと導く
なでしこジャパンの澤穂希キャプテンは「北京五輪のときは、ベスト4に残れたことで満足してしまい、メダルをなんとしてでも取りにいくという気持ちで負けていた」と振り返っていました。今回は北京五輪の悔しさと、精神面での弱さを全員が克服して臨んだ大会といえるでしょう。
そこで掲げられたのが「必ずメダルを持って帰ろう。世界一になるまであきらめない」という目標。選手一人ひとりが同じ思いでないと、実現不可能だったと思われます。「優勝したい」と思うメンバーと「4位でもいいや」と思うメンバーが一緒に試合に出ても、うまくいくはずがありません。「優勝」「世界一」という、誰にでもわかりやすい目標があったからこそ、全員が一丸となって進めたのです。
これを企業に置き換えるとどうなるでしょう。社員全員が理解できる目標になっているでしょうか。ここが抽象的だったり、実現があまりにも困難な目標だと、社員の心に響きません。具体的数値を使い、目標達成のために具体的にどのような行動を起こせばいいのか、目標達成の先に何があるのかをトップが社員全員に伝えられることが重要なのです。
目標を社員の心に響く言葉に置き換える
具体的な目標を掲げていても、社員の心に響いていないと思われる場合は、目標そのものを別の言葉に置き換えることをおすすめします。
例えば「売上2億円」という業績目標に対して、社員の反応がイマイチの場合は、目標を売上から顧客数に換算してみてはいかがでしょう。特に技術者が多い業種は、売上が上がることよりもユーザー・顧客数が増えることに関心が高い傾向にあるので効果的です。
目標設定が大事なのは、スポーツでも企業経営でも同じ。社員の心に響く目標を探し出し、それをわかりやすく伝えるのは、経営者の重要な仕事なのです。









