今月の担当は河田です

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 2012年は辰年ですね。先日、新聞で水族館の広告記事をながめていたところ、その紙面で紹介されていた、辰の姿に似ているといわれている「タツノオトシゴ」に興味が湧き、どんな生き物か少々調べてみました。
 タツノオトシゴは。つま楊枝のように細長く固い体が特徴で、ヨウジウオ科に属している魚の仲間です。

 タツノオトシゴは胸びれや背びれが小さく、体が木の枝のように硬いので早く泳ぐことができません。そのため外敵から身を守るために、海中の植物であるアマモや海藻、サンゴに似た色や姿、模様など周りの環境に紛れて暮らすことが多いそうです。
 また、口の部分が長く、口に入る大きさのものを見つけると、スポイトのようにヒュッと飲み込むように食べます。食性は肉食性で、魚卵、小魚、甲殻類など小型の動物プランクトンを食べるそうです。その外見からはちょっと意外かもしれません。
 タツノオトシゴにはトゲトゲした姿のイバラタツや、華やかな色と姿のハナタツ、成長してもわずか一センチあまりの小さなグミーシーホースなど、色々な仲間がいます。ほかにもタツノイトコやタツノハトコといった面白い名前がつけられた仲間もいるそうです。
 タツノオトシゴは、赤ちゃんを産む魚?としても有名だそうで、何と赤ちゃんを産むのがお父さんだそうです!! これは、オスのタツノオトシゴにはカンガルーやコアラのおなかにある袋と同じような「育児嚢」という袋があり、お母さんから卵をおなかの袋にあずかり、卵をふ化させて稚魚になるまで保護するためだそうです。
 タツノオトシゴは食用にはならないようで、魚としては特異な外見をもつことから水族館などで飼育され、観賞魚として流通していますが、最近では生態数が世界の各地で減っているようです。原因はタツノオトシゴの仲間たちにとってかけがいのない海藻やサンゴが減ったり、漢方薬などで使われるため乱獲の被害にあったりと様々な環境の変化が影響しているとのことです。そのため絶滅の恐れのある動物を国際的に取引するための「ワシントン条約」の対象に指定されています。もし海でタツノオトシゴを捕まえたときは元の場所に離してあげようと思いました。
 今年がタツノオトシゴの動きように穏やかな一年でありますよう願ってやみません。

事務所スタッフの記事 | 更新日:2012.01.30