労働時間適正化キャンペーン
11月は『労働時間適正化キャンペーン』月間です。
今年も、厚生労働省では、「長時間労働の抑制」「不払残業の解消」等、
労働時間の適正化を図るために、『労働時間適正化キャンペーン』を実施します。
今年の重点取組事項は、以下の3点です。
1 時間外労働協定の適正化等による時間外・休日労働の削減
・時間外労働協定(36協定)は、「時間外労働の限度に関する基準」に適合したものとすること
・特別条項付き36協定等により月45時間を超える時間外労働を行わせることが可能な場合でも、実際の時間外労働については月45時間以下とするよう努めること等
2 長時間労働者への医師による面接指導等労働者の健康管理に係る措置の徹底
・長時間にわたる時間外・休日労働を行った労働者に対し、医師による面接指導等を実施すること
・産業医の選任や衛生委員会の設置など健康管理に関する体制を整備し、また、健康診断等を確実に実施すること等
3 労働時間の適正な把握の徹底
賃金不払残業を起こすことのないようにするため、労働時間適正把握基準を遵守すること等
【長労働時間の現状は・・・】
1)先月21日に厚生労働省から「賃金不払残業(サービス残業)是正の結果まとめ」が発表されました。是正結果の概要は以下のとおりです。
・100万円以上是正企業数 1,221企業
・上記企業が支払った割増賃金合計額 116億 298万円
・1,000万円以上是正企業数 162企業
・上記企業が支払った割増賃金合計額 85億1,174万円
・1企業の最高支払額(飲食業) 12億4,206万円
2)「労働力調査」(総務省統計局)によると、30歳代男性で週60時間以上働く割合は18%と、依然として長時間労働の実態がみられます。
3)「平成21年度 脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況」では、「過労死」等の事案で労災認定された数が293件という結果が報告されており、過重労働による健康障害が多数発生しています。
これらの現状から、「労働時間の適正化」は放置できない問題であることが分かると思います(非常に難しい問題ですが・・・)。
ちなみに、厚生労働省では、11月6日(土)9:00~17:00に、「労働時間ダイヤル」を開設し、電話相談を受け付けるとのこと。
電話番号は0120-794-713(なくしましょう長い残業)
私は、「泣くよ、長い残業」の方が覚えやすいと思うのですが・・・。
社会保険労務士法人すずき事務所 笹島敏邦









