「やっていること」の可視化と確認

当事務所では、中小企業とりわけ50人未満事業所に最適な人事システムとして「役割と目標による人事システム」を提案しています。このシステムでは、「やること」の確認に次いで、「やっていること」の確認を重視します。人の記憶は極めて虚ろで、気がつけばあっという間に半年、1年ということはよくあることです。それだけに、役割(役割基準)や個人目標にもとづいて、部門と個々の社員が「やっていること」を確実に確認していく機能を人事システムにもたせることが極めて重要になります。

「やっていること」を確認していくためには、「やっていること」の可視化が必要になります。役割(役割基準)や個人目標の日々の進捗状況、そのなかで発生する課題や教訓などを「経営管理表」や附表などの各種管理資料として迅速、的確に可視化していく仕組みです。とくに「業務月次報告書」は、可視化された各種管理資料にもとづき部門と個々の社員が「やっていること」を確認することと、「やるべきこと」が何かを確認することにも活用できます。「業務月次報告書」の独創的な活用が重要となります。

管理資料の作成を管理者の自己満足に終わらせないことです。そのためには、上司による期中の支援・指導に各種管理資料を活用することです。さらに、部門ミーティングなどでの部門目標や個人目標の進捗状況の報告・論議を、各種管理資料に基づいて行うことです。これらを通して、部門目標や個人目標を達成していくための課題を明らかにし、解決の方策を話し合うことです。このことで、社員と上司による「やるべきこと」を踏まえた「やっていること」の確認は確かなものになります。

社会保険労務士法人すずき事務所
代表者 鈴木幹男

評価・賃金制度情報 | 更新日:2010.11.04