飲食店の集客のキーワードは「ノマド」。うまく取り込めば、アイドルタイムに収益をもたらす

「ノマド」と言う言葉を聞いたことがありますか? ノマドはもともとは「遊牧民」という意味。現在ではオフィスにとらわれず、さまざまな場所で仕事をするスタイルの人たちを指しています。実はこの「ノマド」が、これからの飲食店の集客のキーワードになっています。ノマドを取り込むことで、新たな集客はもちろん、アイドルタイムの収益が望める可能性があるのです。

「15分の空き時間でカフェに入ってメールチェック」の需要を取り込む

現在はiPadなどのタブレット端末や、スマートフォンの普及が進んでいます。ノートパソコンも高性能化していることから、現在はオフィスでなくてもたいていの仕事ができてしまう環境が整おうとしています。
例えば、仕事で外出しているときにほんの15分程度でも空き時間があれば、ファーストフード店やカフェに入ってメールチェック程度の仕事ができてしまうのです。
よって、ビジネスマンにとって飲食店を選ぶ基準のなかに「無線LANが使えるか」「パソコンの電源があるか」等が大きなウエートを占めるようになりつつあるのです。


無線LAN環境や電源が整っていれば固定客になり得る

こうしたノマドを取り込むことで、飲食店にとってアイドルタイムの活用が望めます。夜間しか営業していないレストランやダイニングバー、居酒屋でも、昼間にカフェ営業を実施すれば、お客様が期待できます。「食事を兼ねてパソコンをチェック」という需要は相当あるので、軽食メニューも用意しておけば、客単価アップが可能。昼間の営業を始めても、基本的に家賃は変わらない点も見逃せません。
また、ノマドを取り込むことで新たな層の集客が期待できます。ノマド利用者は「店内で端末を操作する」という目的があるので、無線LAN環境や電源がきちんと整っていれば固定客になる要素を十分に秘めています。ノマド利用をきっかけに、夜間営業でも固定客となってくれたり、評判が広がる可能性もあります。
ノマドを取り込むには「ノマド向けのプラン」をつくることが重要です。例えば「アイドルタイムの2時間はコーヒー飲み放題」といったプランがあれば、ノマドが安心して利用できます。そして、アイドルタイム限定プランにすることで、ピークタイムに長時間居座られることがなくなります。
新たなターゲットとしてノマドを取り込むには、無線LAN環境と電源の整備が必須です。人件費等の経費を含めた費用対効果が見込めるようならば、取り組む価値があるでしょう。

マーケティング | 更新日:2011.12.15