バストアップに重要な5つの知識
乳腺の役割
バストの1割を乳腺が占めていると言われています。乳腺の役割は母乳をつくり、赤ちゃんへ栄養や免疫機能を与えることですが、女性ホルモンの影響で増大すると考えられています。
クーパー靭帯
乳房を上に引っ張り上げ、支える重要な役割を担っています。コラーゲン組織で、伸縮性がなく、一度切れたり伸びたりしたら元に戻ることはありません。靭帯と聞くと、1本の紐のようなもので、支えられているイメージをされがちですが、クーパー靭帯は乳房全体に放射線状に広がっています。
大胸筋
バストの土台です。バストアップでは全体を持ち上げる役割を担います。バストの位置や、形に影響します。
小胸筋
大胸筋の下にあるインナーマッスルです。小胸筋は上から3~5番目の肋骨から肩甲骨の前側につながっていますので、肩甲骨を下に引き下げと胸を引き上げる作用がありますので、バストアップでは、バストの下垂を防ぐ効果と、左右のバストを中央に寄せる役割も担います。
脂肪組織
バストの9割は脂肪でできていると言われており、大事な乳腺を守る役割をしています。
引用
https://s.galoo.jp/library/category03/syokyokin
https://www.tkc110.jp/bust/3047.html
バストアップのメカニズム
よく「バストアップするには太って脂肪をつけるしかない」「バストアップするには乳腺を発達させればいい」「バストアップするには筋トレが効果的だ」という意見を聞きますが、自分の状態にあった、アドバイスってなかなか受けられないのが現状だと思います。
バストの大きさは、遺伝が30〜40%と言われていますが、生活習慣も大きく左右すると言われています。母や祖母世代との違いを実感する方もいらっしゃるかもしれません。
10〜12歳から女性ホルモンが分泌されはじめ、身長同様、成長期に女性ホルモンがいかに分泌されるかによって、ある程度の大きさが決まってくるそうです。専門家の間では乳腺を発達させれば大きくなると、言及している方は少なく、その関連性は証明されていないと思います。医学的にはむしろ「バストの大きさは脂肪の量によって決まる」という見解のほうが多そうです。確かに、痩せ型の人はそもそも脂肪が少ないので、バストが小さい方の方が多い印象です。ただ、そうなると太って脂肪さえつければ良いのか?となりますが、バストの脂肪は、乳腺を守るためにつくものなので、太ったところで、バストに都合よくつくとは限らないの痛いところです。また、脂肪がついたとしてもクーパー靭帯が伸びていたり、大胸筋や小胸筋が衰えていると、支えられないので下垂し、貧相に見えてしまうと思います。
引用
https://bust-up-care.com/2020/02/04/926/
https://buyonjin.jp/worry_body/breast_enhancement/estrogen/
バストアップに関する質問、まとめました。
Q.バストアップサプリは効果あるの?
Aこちらは形成外科医の上原恵理医師先生の記事を引用させていただきます。「インターネットを介して個人輸入できる、女性ホルモンが含まれたサプリやクリームなどの商品の中には命に関わる危険性や、死亡例が出ている商品もあるので安易に使うことは“絶対”に避けてほしい。また、健康障害を起こすような成分が入っていない、つまり“合法”なサプリメントには効果がないです。飲むだけ、塗るだけで大きくなるなら、みんな巨乳になっていますよ。」とのことでした。
引用
https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzowoman_261921/?p=4
あらゆるバストアップサプリを試したバストケア専門サロンのオーナーさんも、サプリより食事を変えた方が近道と言っていたのが印象的です。
こちらの記事にもある通り、
お医者様から見ても危険なサプリも多いそう。手軽さゆえに手を出しがちですが、効果は期待できなさそうです。
Q.バストパップは太る必要がありますか?
A、ただ太れば良いというものではありません。太り方によっては、逆に血行が悪くなる可能性もあります。栄養価の高い食事を心がけましょう。
Q.背中や二の腕の脂肪は胸に移動できるの?
A、よく聞く話ではありますが、科学的根拠は私が調べた限りではありません。ただ、
引用
https://www.excite.co.jp/news/article/Cyzowoman_261921/
Q.痩せ型なのにバストが大きい方はなぜ大きくなったの?
A、遺伝による部分と、生活習慣によると考えるのが良さそうです。また、痩せ型でバストが大きい方は乳腺が発達しているという方もいらっしゃいます。あなたの優先順位が痩せたいのか?バストアップしたいのか?のどちらかにもよりますが、もしバストアップしたいのであれば体重を落とすと筋肉も落ちやすく、ただボリュームダウンするだけでなくしぼんでしまうリスクもあると思いますので減量はおすすめしません。
Q.バストの下垂は改善できるの?
A、バストが下垂する原因は、加齢や日常の負荷やストレスによってクーパー靭帯が伸びたり切れてしまうと言われています。筋肉のように鍛えることができないため、一度下垂したバストの位置を上げることはなかなか難しいと思います。クーパー靭帯が弱るスピードを遅くすることは可能のようですので、下記引用先を参考にしてみてください。
引用
https://bit.ly/38AXevN
https://www.bodybook.jp/doctor/144228.html
Q.大胸筋を鍛えればバストアップするの?
A、これに関しては、両極端の意見があります。「大胸筋を鍛えすぎて胸が小さくなった」という方もいますし、「バストアップしたいなら大胸筋を鍛えるべきだ」という方もいます。というのも、ただ、大胸筋はアウターの筋肉。鍛えることで筋肉に厚みが出ますので、女性が鍛えすぎると脂肪を燃やし、バストまでも引き締めてしまいます。また、筋トレをすることで男性ホルモン(テストステロン)が分泌されてしまいバストアップしにくいと考えられています。これは実体験による個人的見解ですが、負荷をかけた大胸筋トレーニングをしたところ、みるみるうちにバストが小さくなりました。ジムやトレーニング施設で使われているマシンやダンベルなどで鍛えることはあまりおすすめしていません。もし、大胸筋を鍛えるのであれば負荷の少ないトレーニング程度がおすすめです。さらに大胸筋より小胸筋を鍛えることが大事との声もありますので、参考にしてみてください。
小胸筋の鍛え方はこちら➡︎https://p-dress.jp/articles/4223/2
引用
https://p-dress.jp/articles/4148
http://beauty-cat.info/archives/591
Q.女性ホルモンを増やす食べ物ってあるの?
A、私が調べたところ、女性ホルモンを増やす食べ物はないようです。女性ホルモン(エストロゲン)に似た働きをしてくれると言われているのが大豆イソフラボンです。
また女性ホルモンを整えるサポートをしてくれる
肉、魚、乳製品、
卵などのタンパク質、
DHA、EPAなどが豊富な青魚、
ビタミン豊富な野菜、
ミネラル豊富な海藻、
低カロリーで食物繊維やビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれているきのこ
を摂取してはいかがでしょうか?
1日の適正摂取量としては40mg〜50mgなので、目安としては納豆1パック(65mg)です。こちらの論文によれば、大豆イソフラボンを毎日適正量摂取することが乳がんのリスクを低減させるという研究結果もあるようです。
引用
https://croissant-online.jp/health/132490/
https://www.otsuka-plus1.com/shop/pages/story_equ_fhormone.aspx
https://www.healthcare.omron.co.jp/bijin/qa/lifestyle_Q13.html
https://ko-nenkilab.jp/letter/article06.html
http://www.minamitohoku.or.jp/kenkokanri/200607/mame.htm
本気でバストに悩んでいる方に伝えたいバストアップの真実、まとめ
バストアップに一番関与しているのはバストの9割を占めている脂肪と考えるのが良さそうです。ただ、遺伝だけでなく、生活習慣の要素もあるようですので、バストアップと食事には密接な関係があると考えられます。痩せ型でバストにボリューム欲しい方は、太って脂肪をつけることも一つの手段。バストが下垂している方は、大胸筋や小胸筋を鍛えてみてください。バストが離れてしまっている方は、小胸筋のトレーニングと補正下着を!そして全てのお悩みに共通するのは、乳腺を発達させる(女性ホルモンを分泌させる)為にはバストアップにつながる生活習慣を根気よく続けることだと思います。
バストアップのための生活習慣はこちらを参考にしてください!